キシノウエトタテグモの仔グモの分散距離の測定
- 発表者: 中西亜耶
- 要旨
- キシノウエトタテグモLatouchia typica (Kishida 1913)は片開きの扉のついた巣を地中に掘り,その中で生活する比較的原始的なグループのクモである.本種は多くのクモが行うバルーニングという空中分散をせず,分散は歩行によってなされるとされている.本研究はキシノウエトタテグモの仔グモが親の巣からどれだけの距離分散するのかを,仔グモにマーキングをすることによって調べた.
- KEYWORDS: キシノウエトタテグモ,分散