八丈島におけるニホントカゲ外来個体群のオカダトカゲ在来個体群への影響

(東邦大学助教の栗山武夫さんによる爬虫両生類学会プレ発表です)

  • 発表者: 栗山武夫(東邦大・理)・岡本卓(国環研)・長谷川雅美(東邦大・理)・五箇公一(国環研)
  • 概要:伊豆諸島八丈島オカダトカゲ個体群は,本土から持ち込まれた外来種ニホンイタチの影響により絶滅の危機にある.さらに近年,ニホントカゲ八丈島への侵入・定着が確認された.本種はオカダトカゲと酷似した生態を持つ近縁種であるため,競合や交雑により直接的な影響を与える可能性が高い.本研究では,これら2種のトカゲの島内分布と交雑の状況を調査し,外来種による在来種への生態影響の現状と動向を報告する。